ママ友は子育てや家庭などの相談ができる強い味方です。しかし一方で、ママ友への負の感情に悩む方も少なくありません。そのひとつがママ友への嫉妬、羨ましいと感じてしまうことです。
そんな風に思いたくないのに「あの人が羨ましい」「幸せそうで嫉妬してしまう」などという方は少なくないはずです。そこで今回は、どうしてママ友を羨ましいと思うのか、そして嫉妬したときの対処方法についてお伝えしていきます。
ママ友を羨ましがるのは特別なことではない
ママ友を羨ましがってしまう自分はおかしい?と悩んでいる方もいるかもしれません。でもママ友を羨ましがったり、嫉妬したりするのは決して特別なことではありません。
マイナビニュースが子どもを持つ300人の女性に行ったアンケートによると、約46%の方が「ママ友が羨ましいと思ったことがある」「ママ友に嫉妬した」と回答しています。
この結果を見れば、ママ友に羨ましいと思う感情を持つのは特別ではないことがわかります。あまり自分を責めすぎなようにしてください。
ママ友のここが羨ましい!嫉妬ポイント8つ
ママ友を羨ましいと感じている方は、具体的にどんなことに嫉妬しているのでしょうか。マイナビニュースのアンケートでは次のような結果が出ています。
1位「収入」
2位「子育ての環境」
3位「住居」
4位「友達関係」
5位「夫婦関係」
6位「外見」
7位「服やかばんなどの持ち物」
8位「子ども」
※出典:マイナビニュース
それぞれの嫉妬ポイントを詳しく確認していきます。
ママ友の「収入」が羨ましい
ママ友への嫉妬ポイントの1位が収入です。これはママ友が仕事で高い収入を得ている場合と、旦那さんの収入が高い場合があります。
わざわざ自分の収入を口にするママ友はあまりいないでしょう。しかし、普段の言動や生活ぶりから高収入だと感じられることもあるはず。世帯収入が高く、自分より余裕のある良い生活をしているママ友を見ると、ついつい嫉妬してしまうという女性は多いようです。
ママ友の「子育ての環境」が羨ましい
収入と並んでママ友の嫉妬ポイントの1位となったのが、子育ての環境です。ママ友がいるメリットといえば、子育ての相談ができること。だからこそ、その子育て環境に格差を感じると羨ましいという思いが強くなってしまうようです。
実家が近く母親が子育てを手厚くサポートしていたり、旦那さんが積極的に子育てに参加したり、勤め先が子育てママに寛容など、環境に恵まれているママ友もいます。誰にも頼れずに子育てに奮闘している女性が、そんなママ友を羨ましいと感じるのは当然のことかもしれません。
ママ友の「住んでる家」が羨ましい
ママ友の住んでいる家を羨ましく思う女性も多いようです。高層マンションや新築の一戸建てなどに住んでいる人は、誰でも羨ましく感じます。住居は収入や生活レベルがひと目で分かるもの。ついつい「自分の家は賃貸なのに…」と比べてしまうのも無理はありません。
ママ友の「友達関係」が羨ましい
広い交友関係を持つママ友を羨ましいと感じる女性も多いようです。いつも周りに友達がいて、ランチや買い物に出かけたり、誰かの相談相手になったりと人に好かれるママ友は周りに一人はいるはずです。なかなか友達関係を築けない女性は、そんなママ友を羨ましく思ってしまうのでしょう。
ママ友の「夫婦関係」が羨ましい
夫婦仲の良いママ友を羨ましく思う女性も少なくありません。いつも家族で一緒に出かけていたり、まだ恋人同士のように手をつないで歩いたり、そんな姿に憧れてしまうようです。自分の旦那さんと比べて「私にもあんな素敵な旦那がいればな…」と感じたことのある女性は多くいるでしょう。
ママ友の「外見」が羨ましい
ママ友に限らず、美人でスタイルの良い女性を見ると羨ましく思ってしまうものです。でも、それが芸能人やモデル、街ですれ違う女性なら嫉妬まではいかないでしょう。ママ友にそんな存在がいると、羨ましいを通り越して、嫉妬になってしまうのです。
同じように子どもを産んでいるのに、驚くほど抜群のスタイルを保っているママ友は努力もしているでしょう。でもやっぱり羨ましいですよね。
ママ友の「服やかばんなどの持ち物」が羨ましい
ママ友が着てる服や、カバンや時計の持ち物に羨ましいと感じる女性もいます。自分は生活で精一杯で高い物を買う余裕がないときに、ハイブランドを身についけてるママ友を見れば、羨ましいと思うのは当然です。
また同じくらいの生活レベルなのに、センスが良くてオシャレな服やアクセサリーを身に着けているママ友に嫉妬する方もいるでしょう。
ママ友の「子ども」が羨ましい
わが子が一番可愛いとは思いつつ、他の子と比べてしまう女性も少なくありません。そして、成績が優秀、スポーツ万能、ルックスが良い子どもがいるママ友を羨ましいと感じた方もいるはずです。親として持ってはいけない感情と分かっている分、辛く感じてしまうこともあるでしょう。
ママ友を羨ましいと感じたときの対処法6選
他人を羨んだり、嫉妬するというのはエネルギーを使うもの。そのため、ママ友を羨ましいという気持ちを抱えているのは、精神的に辛いはずです。そこでここからは、ママ友を羨ましいと感じたときの対処法を6つ紹介します。
ママ友が羨ましいという感情を受け止める
最初にお伝えしたとおり、半数近くの女性がママ友を羨ましいと思った経験があります。つまり、このような嫉妬心は特別ではありません。まず、ママ友が羨ましいと思う感情を否定せず、その感情とそう思っている自分を受け入れることが対処法のひとつです。
ママ友に対して嫉妬していると、心がモヤモヤしたり、嫉妬している自分が恥ずかしくなったり、自己嫌悪に陥ってしまいます。そうすると、余計に負の感情が湧いてきて、また別の嫉妬心が生まれてくる可能性もあるのです。
ママ友に嫉妬する自分はおかしいなどと思わずに、「誰にでもある感情」と受け止めると心がスッと楽になるかもしれません。
心と体を休ませて嫉妬心を落ち着ける
ママ友を羨ましいと感じるときは、心や体に余裕がないことが多いです。子育て仕事の両立で疲れている、旦那との関係が上手くいっていないなど、精神的、肉体的に辛い状況だと「あの人は幸せそう」という気持ちが出てくるのです。
周りのママ友が羨ましく見えてきたときは、まず自分の生活や感情を見直してみましょう。そして、心や体が疲れていると理解したら、美味しいものを食べたり、しっかりと睡眠を取ったり、気分転換に出かけるなどしてください。自分に優しくなることで、嫉妬心が和らぐこともあります。
今の環境や周りの人に感謝してみる
ママ友が羨ましいという気持ちでモヤモヤしているときは、自分を卑下している状態でもあります。「〇〇さんは幸せなのに自分だけ…」そんな気持ちになっていませんか?そんなときに冷静に考えて欲しいのは、自分の置かれている環境や周りの人たちです。
本当に自分は不幸なのか、周りの人に恵まれていないか?よくよく考えれば、きっとそうではないはずです。食べることに困っていない、暖かい住まいがある、可愛い我が子や仕事を頑張る夫、相談に乗ってくれる友人がいるなど、当たり前に感じていることも、実はとても恵まれた状況なのです。
今の環境や自分の周りにいる人に対して感謝の気持ちを持てば、ママ友への嫉妬心が消えるかもしれません。
ママ友を目標の人として見てみる
人を羨ましいと思う感情の裏には、「自分もそうなりたい」という思いが隠れています。つまり、憧れの感情でもあるのです。そこで、羨ましいという気持ちの角度を変えて、そのママ友を目標の人にしてみましょう。
スタイルが良くて若々しいママ友が羨ましい人は、自分もダイエットに励んだり、身なりに気を遣うなど努力をしてみてください。夫婦仲が良くて羨ましいママ友がいる場合は、自分から旦那さんをデートに誘ったり、会話を増やす努力をしてみましょう。
「ママ友が羨ましい」から「ママ友が目標の人」に変えるだけで、自分の行動も変わり人生に大きなプラスになるはずです。
ママ友と距離を置いてみる
どうしてもママ友へ嫉妬心が強いときには、その人と距離を置いてみるのもひとつの対処法です。世の中は決して平等ではなく、格差があります。そのため、自分とはまったく生活レベルが違う人もいるのです。
数億するタワーマンションに住んでいたり、数千万する高級車や全身ハイブランドというママ友と一緒に過ごすのは、やはり辛いと思います。そんな友人を楽しんで見られる人であれば問題ないですが、嫉妬しやすい方は、距離を置いたほうがいいでしょう。
できるだけ同じような生活をして、同様の悩みや価値観を持っているママ友と人間関係を築けば、嫉妬心から解放されるかもしれません。
自分も嫉妬されているかもと考えてみる
自分は常にママ友に嫉妬する側だと思っていませんか?もしかしたら、あなたが近くにいるママ友に羨ましいと思われている可能性も十分にあります。
どんなに恵まれたように見える人でも、本当に幸せかどうかは本人にしかわかりません。たとえば、人付き合いが苦手でいつも一人でいる人も、周りから見れば「人と群れずに行動できて羨ましい」と感じられてるかもしれません。
昔から「隣の芝生は青く見える」と言われます。自分も誰かに嫉妬されているかもという可能性を考えるだけでも、心が楽になるはずです。
まとめ
今回はママ友が羨ましいと思うポイント、そして嫉妬心の対処方法についてお伝えしてきました。多くの女性がママ友への嫉妬心を感じながら過ごしています。そのため、嫉妬する自分を責めないことが何より大切です。ここで紹介した嫉妬心への対処方法を心がけてみれば、心が少し楽になるはずです。